アンパンマンマーチから学ぶこと 生きることは幸せか
子供向けアニメの「アンパンマン」
そのオープニング曲である「アンパンマンマーチ」は誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。
子供のころは何となく聞いて、愛と勇気だけが友達なんて悲しいなとか笑っていましたが、改めて聞くと結構深いです。
【そうだうれしいんだ生きるよろこび たとえ胸の傷がいたんでも】
いきなり胸が痛い。
生きていれば傷つくことが非常にたくさんある。消えたくなるし、泣きたくなるし。
胸がずきずき痛んでも、それでも生きることは喜びなのだろうか?
私にはどうしても答えがでない。
生きていれば楽しいこともあるけど、でもやっぱり辛いことの方が多いと感じる。そもそも、生きるとは何かということだが、そこまで考えるときりがないのでやめておくとしよう。
私のように死んだように生きていても楽しいのだろうか?
そこで、もう少しみていくと、
【なんのために生まれてなにをして生きるのか答えられないなんてそんなのはいやだ!】
これは納得かもしれない。なんで生まれてなにをして生きるのか、目的を持って生きている人間はかっこいい。それは間違いない。もし、この問いに答えることができれば、たとえ胸の傷が痛んでも、生きることは喜びなのかもしれない。それは自分の喜びだけでなく、その目的が人を助け、他人の幸せという意味も含んでいるのかも。
もう少し曲を聞いてみると、
【今を生きることで熱いこころ燃えるだから君はいくんだほほえんで】
目的を持って生きている人は、今をしっかりと生きている。さすれば、その目的に向かって心を日々燃やしているともいえるのかもしれない。
アンパンマンは正義の味方。
愛と勇気をもってどんな危険にも飛び込んでいく。お腹を空かしている人を助けるため、愛と勇気で心を燃やす。みんなの笑顔のためにみんなの夢を守るためにどこまでもどこまでも微笑んで飛んでいく。
【なにが君の幸せなにをしてよろこぶ わからないままおわるそんなのはいやだ!】
これは本当にすごく心に響いた。
人間が生きていると周りに合わせたり、流行を気にしているうちに、自分にとって大切なこと、好きなこと、幸せなことを見失ってしまう。幸せになるために日々働いて、生きているはずなのに、いつの間にか手段が目的となってしまっている。
生きるために働いているのだろうか? 幸せに生きる。このために人は日々頑張っているのではないのだろうか。自分にとって幸せは何か? これを見失ってしまったとき人の胸の傷が痛むのかもしれない。
【忘れないで夢をこぼさないで涙だから君は飛ぶんだどこまでも】
夢と幸せはつながっているのかもしれない。夢にむかって努力をしているとき、そして夢がかなったとき、仮にかなわなかったとしても、夢がありそれに向けて熱い心を燃やしているときは幸せなのかもしれない。
何度もいうがアンパンマンは正義の味方。
みんなの夢を守るため、夢に向かって頑張るみんなが涙を流さなくてすむように、どこまでもどこまでも飛んでいく。
【時ははやくすぎる光る星は消えるだから君はいくんだほほえんで】
光陰矢の如し
何もしないには人の一生は短く、何かを成し遂げるには人の一生は短すぎる
こんな言葉があるように、夢を持った人の人生は瞬く間に過ぎていく。
だから、そんな輝きが消えるまでアンパンマンは飛び続ける。
みんなの夢を守るためにどこまでもどこまでも