一人ぼっちという生き方 世間と乖離して生きる

思いついたことを書きますので悪しからず

私が自死するまでのリアルな20日間(自殺シミュレーション4日目)

自殺シュミレーション4日目:今後の流れを確認しつつ仕事をする

 

今日も何回も夜目が覚めた。軽い吐き気がここ数年なくならない。常に体調が悪い。お腹が痛い。それでも今日も会社に行く。

たった数駅なのに気持ち悪くて2回降りて吐いた。さすがに途中で降りて吐くほど気持ち悪いのは月に1~2回くらいだ。

これも腎臓が悪いからだろうか。・・・もうどうでもいい。なんでもいい。すべて投げ出したい。

 

会社についたのは始業の2時間前だった。今日は始発で家を出たので、2回降りても余裕すぎるくらい余裕だった。また、5分ほどトイレに行き、少し気持ち悪さも改善された。それでも重い体を動かし、いつものように準備をする。

 

結局、仕事にとりかかれたのは着いた30分後だった。必死に仕事をしていると、誰もいない静かな空間のためすごくはかどった。電話もなく誰の目もなくすごく穏やかな時間だった。

それから少しづつ人が入ってきた。また、一日が始まると思うと額に汗がたまってくる。死にたくて死にたくて震える。

 

朝会が終わり、また仕事が始まる。また、電話が勢いよくなり始めた。また、頭おかしいとか、死ねとか、わけのわからないクレームばかり。

 

思うだけで気持ち悪くなるので、大きく深呼吸をし、今後のことを考えながら仕事をした。

 

さて、有休をとれたのだから、木曜日には3か所、できれば予備を含めて5か所は下見に行きたい。金曜日は原付でいくしかない。・・・木曜日は移動で忙しいから、今のうちに原付の練習にもう少し慣れておくとしよう。なら、これから終業後は2時間くらいがんばるしかない。・・・怖いな。自分が死ぬのはいいけど、間違っても相手を傷つけるようなことはしてはいけない。自分と違って、相手は未来ある、必要とされている人間の可能性が高いのだから。

 

ただ、木曜日に5か所も回れるかは疑問だ。場合によっては、木曜日は本命3か所、金曜日はその3か所に原付で向かい、残りは場合によっては土日に行ってもいいだろう。無理をせず、確実にこなすことが大切だ。

 

それに、よく考えたら家の解約、会社の退職手続きも急いでしないといけない。でも、・・・やっぱり死に場所、死に方、すべてを自信をもって確定したといえる時に行うことにしよう。もし、ありえないとは思うけど、本当にもし生きていた、もう少し頑張ってみようと思えるのならば、その道も自分のために残しておいてあげたい。

すべてを失った後では、生きたいと思ってもどうしようもない。

 

だから、家の解約は下見の後、・・・土曜日に、遅くとも来週の月曜日に電話することにしよう。

会社は・・・まぁ、2週間前までが最低限の法律だが、まぁいい。2週間とか、2か月以上と相手が譲らないのならば、それを受け入れたふりをまずして、実際は死ぬ前日に退職、とするような退職届を用意しておこう。

そうすれば、会社としては、それを以前に受け取っていたことにするだろう。そうすれば、退職した人が自殺したことになるからだ。この会社は身の保身だけは超一流だから、自殺前の退職届があれば、何も言わなくても使うだろう。

もちろん、やめると伝えるときも、自殺日の前日を強く推しておく。そうすれば、相手の罪悪感も消えるだろう。

 

まぁ、この会社は正直かなり嫌いだからどうでもいいが、それでも仕事のできない自分を拾い上げ、毎月生きれるだけの給料を支払ってくれていたわけである。その最低限の恩には最低限の恩で返さなければならない。

 

よし、だんだん決まってきた。原付の練習。次に下見。それが決まれば、家の解約。合わせて、電気ガス水道、カード・・・すべてを止めなければならない。お金もすべて下ろしておき、遺書と一緒においておくとしよう。死ぬ場所の自治体に寄付しよう。いくら、放置物件といえども、そこで人が死ねば迷惑千万なのは言うまでもない。

数百万しかないが、それでもないよりはましだろう。

 

そういえば、本番はヘリウムも持っていくわけだ。精度の高いシミュレーションのためにも、それと同じ大きさ、重さのものをもって歩かなければ意味がない。

 

やるべきことはいっぱいある。今できることを一つ一つ片づけていくとしよう。

 

そんなことを何度も何度も考えながら仕事をしていたせいか、あっという間に就業後、そして2時間の残業を終えた。また、ご飯食べれなかった。

 

急いで家に帰り、少しだけお腹にご飯をつめて、原付に乗った。震える手、体。ゆっくりと深呼吸をし、原付を走らす。

 

初めは2段階右折になれなかったけど、だいぶましになってきた。あんなに汗だくだったのに汗は引き、逆に秋風が肌寒い。

途中で原付を止め、自販機でホットココアを買った。こんなに暖かくておいしいココアは初めてだった。

 

空を見上げると星が見えた。だけど空が汚いからか、子供のころ田舎で毎日見ていた星空には遠く及ばない。

 

虚しさやさみしさを感じつつもまた原付を走らせた。

このまま夜の闇に消えてしまいたかった。だけど、そんな神隠しが起きるはずもなく普通に家に戻ってきた。

 

すると、宅配ボックスにヘリウムが届いていた。想像よりも断然に早く届いた。だけど、これはぎりぎりまで保管しておこう。下見の段階でもしも職質をくらい、ヘリウムを持っている理由を聞かれたら絶対にキョドる。自信しかない。

 

部屋に持ち帰り、なんとなく開封した。特に問題はなさそうだが、想像よりは小さかった。説明書を読むと、うん、取り扱いはすごく簡単だ。

 

説明書に危険の文字が見えた。人体にはやはり悪影響だから、子供が吸わないところにしまえとか、何かあれば医者にどうのこうのとか。

普段はあっそうとしか思わない注意分だが、今日だけはひどく心にのこった・